世界まるみえ

先天性の身体障害で、頭が上へ伸びてしまう子供の話。
赤ん坊というのは、生まれた時に、脳が成長するスペースを確保するために、頭蓋骨が4つ(?)に割れているそうだ。
しかし、この子は、頭蓋骨が完全に閉じた状態で生まれてしまったため、脳が成長するための行き場が無く、上へ上へ成長してしまうために、頭が上へ伸びていってしまうのだとか。
それに伴い、他にも弊害が。
目玉が収まるスペースが小さすぎて、まぶたを完全に閉じることができない。
鼻が圧迫され、鼻の穴が小さすぎるため、呼吸に支障をきたす。そのため、常に口を開いている状態。
成長が遅く、1歳を過ぎても歩くことができない。また、背も低いなどの弊害が出ているそうだ。
そこで、手術をして、頭蓋骨の上半分を切除した。これにより脳が成長するスペースを確保。
赤ん坊の頭蓋骨は上半分が無くなっても、再生するようにできているそうだ。
この手術で、上へ伸びた頭は、1cmほど縮んだそうだ。1cm縮んだだけで、上に書いたような障害が無くなり、立って歩くことができるようになったとか。
しかし、今後も何回か手術が必要なようだ。


昔、七福神を見て、福禄寿のような頭の人が、実際にいるのだろうか?と思っていたが、そんな感じの頭になっていた。